こんな疑問を持ったことのある方のための記事です
ご存じの方も多いと思いますが、千葉県の大原でイサキを釣るときの仕掛けのセオリーは、
カラー針を使った3本針仕掛けです
こんな感じ↓

この3本の色の付いた針を使用し、針にはエサを付けずに、アミエビのコマセと同調させてイサキを釣るのが大原のイサキ釣りです
コマセのアミエビに群がってきたイサキが色の付いた針をエサと勘違いして食うんだと思いますが、
「何色の針が一番食いが良いのか?」
こう思ったことはありませんか?
カラー針と呼ばれる色の付いた針はこんな感じ↓

ブログ主がイサキ釣りによく使うハリ↓
市販仕掛けならコチラが鉄板↓
そこで今回は、関東での船釣り歴20年以上のブログ主が、イサキ釣りの経験の中で感じた、
・何色のカラー針が一番食いが良いのか?
・カラー針の色による釣果の違いは?
こういった疑問に対して、解説していきたいと思います
では早速、結論から↓
一番食いの良い針というのは無い!
ピンクも白もミドリも、どの色も食う!
でも…
順番に説明します
この記事はブログ主の釣り経験に基づいていて、読んでいただいている皆さまのお役に立つ事を目指し書いておりますが、個人の見解も大いに含んでいるため、必ず釣果を約束するものではありません。何卒ご了承ください。
ミドリ、ピンク、白のカラー針

繰り返しになりますが、大原のイサキ釣りでは、これらの針を組み合わせた3本針仕掛けが基本となっています
釣具屋さんや釣り船屋さんで売っている仕掛けも、大体、全て違う色を組合せてあることが多いです
全ての色にイサキが釣れた実績がある
先ほども結論で、「どの色も食う!」と書いた通り、ミドリでもピンクでも白でも、どれかの色であれば、
全ての色で同じようにイサキが釣れます
「この色が特別釣れる!」っていうのは、あまり無いように感じます
大原の船釣りの第一人者、鈴木新太郎さんも、メディアでは特に針の色には言及してません
仕掛けの作成風景もありますが、やっぱり3色を組合せている仕掛けですね↓
※コチラはイサキ釣りのお手本のような動画です↓
動画にも紹介されている大原のイサキ釣りに最適なタックル↓
何となくピンクや白が良さそうだけど…
大原のイサキ釣りでは、コマセにアミエビを使用します

ピンクや白の針は、このアミエビに一番近い色なので、コマセと同調するという意味では、イサキが違和感なく食ってくるカラーのような気がします
ブログ主もイサキ釣りを始めた最初の頃は、
「ピンクか白の針が良いと思うんだけど…」
と思っていました
これに付いては後ほど説明します
ミドリの食いが良い時がある(実体験あります)

ピンクや白の針がよりイサキが釣れそうですが、ブログ主のムダに長いイサキ釣りの経験上、
「ミドリの針ばかりイサキが掛かってくるな」
っていうときがあるんです
少し話は逸れるかもしれませんが、元々ブログ主は、
釣りにおいては正解も不正解もない
魚の思考を全て読める人類は存在しない
だから、釣り方は絶対に決めつけない
こういうことが前提で釣りを楽しんでいます
釣りというのは全て予測や想像の世界の上に成り立っている遊びなので、ブログ主は絶対に、人に強制するようなアドバイスはしないと心に決めています
ですが、
話を戻して、ミドリの針ばかりイサキが食ってくる話し
決めつけが嫌いなブログ主も、驚きの経験を少しお話します
3年ほど前(2022年5月上旬)に大原にイサキ釣りに行った時、
朝一から枝針にイサキが掛かってくるんですが、なかなか追い食いさせられずに、一尾ずつイサキを釣り上げていたところ、
隣の釣り人がやたらと、トリプル、ダブルを連発していて、釣っているタナを聞いてみても同じで、誘いもブログ主とほぼ変わらないように見えました
しかしです
ふと仕掛けに目をやると、
3本針すべてがミドリ色の針
「あれ?そういえば、さっきから自分の仕掛けにイサキが掛かってくる枝針の色って…、」
そうです
ミドリ色の針だったんです
すぐさま3本の針を全てミドリの針に結び直し、釣りを再開
その第1投からトリプルのイサキを掛け、取り込むことができました
経験として少ない場面であることに間違いはありませんが、ミドリの針ばかりイサキが食ってくる事が、事実としてあると感じています
しかも、その時に乗っていた釣り船の船長に、「そんな事(ミドリの針ばかり食う事)あるんですか?」って聞いてみたら、
船長「あるよ。ウチは3本全部ミドリの針の仕掛け、売ってるからね」
とのことでした(納得)
ミドリの針だけの仕掛けも準備しておこう
先ほども書いたように少ない場面ではあるものの、ミドリの針ばかりイサキが食ってくる事があるようなので、
ミドリの針だけの仕掛けも準備しておいて損はないと思います
ただし、一日を通してミドリの針だけが釣れ続くっていうことは今までありません
そういう場面があったとしても一時だと思うので、仕掛けは1〜2セットあれば、とりあえず間に合うんじゃないかと思ってます
もちろん仕掛け作りが好きな人は、もっと用意しても全然問題ありません
むしろブログ主は、そういう仕掛け作りが大好きな人を応援してます
ブログ主は仕掛けを自作しているので、こんな感じで「掛け枠」にセットしてます↓


※この下田漁具さんの30cmか40cmの「掛け枠」が安くて便利です↓

自作した仕掛けをメルカリで売ってます↓
【オリジナル】イサキ釣り用カラー針仕掛け3セット
逆に「ピンクだけが良い」、「白だけが良い」と言うのは経験無し
コマセのアミエビにも近い色のピンクと白、なぜか分かりませんが、この2色それぞれのみの針の仕掛けに、「特別イサキの食いが立った」っていうのは経験がありません
ですが、
- 「ピンクだけ」、「白だけ」 →経験無し
- 「ミドリだけ」 →たまにある
でも、
「ピンク、白、ミドリ、全部の色が揃った仕掛けが、イサキの釣果の良い日が多い」
これが大原のイサキ釣りの基本中の基本仕掛けの最適解では無いかとブログ主は思います
まとめ:基本は3色全てを組合せた仕掛け!レアなケースには少しの準備を!

釣りで最も大事な工程は仕掛けの準備です
海の上で起こる様々な事を想定して準備することは非常に重要で、中でも仕掛けの準備は直接、釣果を左右する事の一つです
大原のイサキ釣りにおける3本のカラー針仕掛けは、ミドリ、ピンク、白、どれも高い実績のある色ではあるものの、時折、その色ばかりにイサキが食ってくる事があります
先ほど書いたようにミドリの針がそうで、ミドリの針だけの仕掛けも準備しておく
こういったことも想定して準備しておくのが良いんじゃないかと思います
今のところ「ピンクばかり」、「白ばかり」といった場面には遭遇したことがないので、この2色だけの仕掛けは用意してませんが、ブログ主は一応、現場に全色のバラの針は持っていくようにしています
※こんな感じ↓

※この針ケース、薄くてオススメです↑
ですが、考えられること全てを準備するとなるとキリが無いですし、時間もお金も浪費してしまうことにもなりかねません
何事も程々にと言いたいところではありますが、もちろん釣りの楽しみは人それぞれなので、
こういった方は、仕掛け作りや準備も含めて、大いに自分の釣りを楽しんでもらえれば良いと思いますし、むしろブログ主自身も、どちらかというと人よりも準備に時間を掛け、持ち物も多いほうだと思うので、そういった方の気持は勝手ながら、よくわかります
・仕掛けはピンク、白、ミドリ、全部の色が揃った3本針仕掛けを中心に用意
・たまにミドリの食いが良い時があるので、ミドリの針だけの3本針仕掛けも1〜2セット用意
・あとは自分の気の済むまで準備する
大原でイサキ釣りをする時間は、早朝5時くらいから11時くらいまでです
長いようで短い時間内に、より多くのイサキを手にするために、今回の記事で書いた事を思い出して、できるだけの準備をして釣行に望んでもらえればな、と思います
この記事が少しでもイサキ釣りをする皆様のお役に立てれば幸いです
それでは、良い釣行を!
