そして、
こんな方のための記事です
この記事では、船釣り歴23年(2025年時点)のブログ主が、船からのカットウフグ釣りの常識と言われる基本仕掛けを頭に入れながら、新たな仕掛けを考案、作成し、更なる釣果を目指して試行錯誤する様を書いていきます。
あとは、
こんな事を思っているけど、「自分では試せないし‥」っていう方にも、もしかしたらお役に立てるかも知れません
前回までの記事はこちら↓

前回、紹介した仕掛けは、こちらです↓

そして今回紹介する仕掛けは、こちら↓

こんな事がわかるように解説していきます!
この記事はブログ主の釣り経験に基づき、読んでいただいている皆さまのお役に立つ事を目的に書いております。仕掛け作りに関しても同様ですが、個人の見解と自己満足も含んでいるため、釣果を約束するものではありません。何卒ご了承ください。
自作カットウフグ仕掛けの基本構成は変わらず

改めて、新仕掛け3の全体図がこちら↑
前回の仕掛けと変わらず、
- 1.0mmのステンレス線が軸
- カットウ仕掛けには張りのあるワイヤーを使用
- ダブルの中通しカットウ針
以上の特徴と仕掛け全体の基本構成は変わりありません

じゃあ、どこがどう変わったのかと言うと、
- エサ針
- 仕掛けの各接続部
この2点になります
「なぜ変わったのか、変えたのか」、理由について説明していきます
改善したのは「①エサバリ付近」と「②各接続部」

どこが変更したかというと、「エサバリ」と「各接続部」になります
①「エサ針付近」→アシストフックを外して”オフセットフック”を装着

「アシストフック」を外してエサ針を「オフセットフック」にしました!
・アシストフックは絡まる

前回の仕掛けのエサ針付近には、”アシストフック”が付いてます↑
前回の仕掛けは、エビをエサとして付ける事を前提としていて(今回の仕掛けも同じ)、フグやエサ取りに対して針からエビが外れにくいように”アシストフック”を付けていました
ですが…、
エビを外れにくくするために付けた”アシストフック”、それが水中でエビから外れると、クルクルよれてステンレス線やエサ針に絡まったりする事がありました
最初は「そんな事もあるか」程度だったんですが、繰り返し使っている中で、段々うっとおしく感じてきて、絡まりをほどく作業自体が釣りの効率を下げていることに気付きました
なので、思い切って「アシストフック」を外しました
やはり仕掛けが絡まりやすいというのは、それだけでストレスになるし、そもそもブログ主は「絡まりにくいカットウフグ仕掛け」の作成を目指しているので、本来の目的からはズレてしまっていました
そこで、今回使用したのが「オフセットフック」です
・”オフセットフック”でエサ持ちを良く

こんな感じでエビを付けると、エサが外れにくくなります
付け方にはコツが要りますが、慣れれば簡単です
※そのうち、動画出そうと思います
今まで通りのストレートタイプのフックでも同じ様なエサ付けをしている名人の方もいますが、ブログ主はより付けやすいようにオフセットフックにしました
「カットウフグ釣り」は、誘いや空合わせを繰り返す釣りなので、その分、針からエサが外れやすく、特に柔らかいエビのエサを使う場合には”エサ付け”は、かなり重要となってきます
↑この「エサ持ちの悪さ」を解消するためにアシストフックを装着していましたが、先程も書いたようにアシストフック自体の絡まりの方が目立ってしまっていました
そして、一度アシストフックが外れてしまうと、単純にエサ針のみになるため、エビエサはかなり外れやすい状態になります
繰り返しの誘い(空合わせ)の後、仕掛けを回収してみるとエサのエビが針に残っていることが、あまりありませんでした
こういった判断がある程度明確にできるように、やはりエサはガッチリと針に付いていることが、この釣りの大前提となるわけです
前回の仕掛けの”アシストフック”が外れていると、結果として「エサ持ちの悪さ」が目立ち、上記の大前提の条件を満たすには至っていませんでした
この疑問、エビをエサにした場合に誰もが思うことなんじゃないかと思います
結論、ブログ主は剥きません。理由はエサが外れにくいからです。
剥いたほうが魚の食いがいいという理由で「全部剥く」「半分剥く」等をオススメする方も多くいます。
正直ちょっとこの辺は何が真実なのかは分からないのですが、ブログ主はカラを剥いた事による魚の食いの良さを実感したことがないので、それが実感できる日が来るまでは「カラを剥かない方がエサ持ちがいい」という事実のみを優先しています。
最終的には、人それぞれの好みや考え方になってくるといったところでしょうか
何度かテストしましたが、アシストフックを外してオフセットフックに変えた方がエサも外れにくく仕掛けもシンプルにまとまりました
②「各接続部」→ステンレス線の各接続部をゴムパイプで固定

ステンレス線との接続部、
・エサ針との接続部分
・カットウとの接続部分
この2箇所に”ゴムパイプ”を取り付けました
この接続部分が固定されると、
・水中での仕掛けのフォール中
・誘い中
・空合わせ
といった、仕掛けのアクション時に接続部分が折れ曲がりにくくなります
・接続部分が固定されないと仕掛けが絡まりやすい

↑例えば、投入直後のフォール中は、こんな感じで仕掛けが落ちていくと思います
一番重いオモリから落ちていくので軽い部分はそれに付いていくように落ちていきます

その時の接続部の折れ曲がりが、仕掛けが絡まる大きな要因の一つになってしまうんですよね
そのため、その接続部分が極力折れ曲がらないように”ゴムパイプ”を装着することにしました
・接続部分が折れ曲がりにくいとエサ持ちも良く、絡まりにくい

こんな感じで伸縮性のある”ゴムパイプ”を装着することで、接続部分が折れ曲がりにくく、仕掛けが絡まりにくくしました
また、エサ針の接続部分が固定されることで、エサ(エビ)が水中で上下に振られにくくなるので、よりエサ持ちの悪さをカバーしてくれると考えています
正直、「確かにそうかもな」とも思いましたが、エビエサが上下に振られることが果たして魚への”誘い”になっているかどうかは魚にしかわかりません
少なくともブログ主は、それを実感するほどの効果を、”釣果”という結果で体感したことは一度もありません
もちろんこの先は分かりませんが、現時点では、やはりエサ持ちを良くすることで、魚が寄ってくる確率や時間を極力増やしていくことに注力したほうがいいんじゃないかな、と思います
カットウは従来通り(おさらい)
下部のカットウ針を中心とした部分は、従来通りの仕掛け構成となっています
今一度、特徴をおさらいしてみます
・”ハリのあるワイヤー”
カットウ針を含む仕掛け全体にはハリのあるワイヤーを使用しています
ナイロンやフロロカーボンに比べハリがあるためヨレにくく、カットウ同士が絡みにくい、かつ、ワイヤーのため余程の事がない限り切れません
・”中通しカットウ針”

カットウ針には中通しと環付きの2つがありますが、この仕掛けは、
中通しにこだわっています
環付きに比べ中通しは、カットウ針の下部を支点に引っ張る(合わせる)ため、掛かりと貫通力が良いと考えているからです
・”5号オモリ”

一番下のカットウ針の下に5号オモリを付けています
これは、仕掛けを投入した後の、
- 仕掛け投入後のフォール直後
- 上下の誘い
- 空合わせ直後
こういった「フワッ」っと仕掛けが浮いたりした時に5号オモリが付いていると、一番下のカットウが早く沈み、カットウ仕掛け全体の姿勢が、より素早く保てます
早い話、仕掛けが絡むのは仕掛け全体が屈折するからで、仕掛けの最下部にオモリを付けて沈下速度を速くすれば、仕掛けが屈折する時間を短くすることができるということです
ワイヤーだけでもかなり絡みを防げるとは思いますが、より絡む可能性は少なくできると思います
・“下部カットウのアイ”

一番下のカットウ下部にハリスを結べるように「アイ」を設けています
これは根掛かりの多いポイントのためです
アカメフグ等の根回りをポイントとした釣りの場合は、あっという間に根掛かりしてしまいますので、

↑こんな感じで、捨て糸+ナス型オモリを付ければ、根掛かりの多いポイントに強い胴突き仕掛けになります
↓当然ですがその時は、この部分のオモリを外してください


何故かと言うと、

捨て糸とカットウの位置が近くなるからです(絡まります)

↑カットウ下部のアイに捨て糸+オモリを結びましょう
新仕掛けを使った参考動画(YouTube)
見てくれている方へ、少しでも参考になるように動画を撮ってみました
ぜひ参考にしてみてください!
この仕掛けを使うには…
今回紹介した”新仕掛け”を手に入れて使うには2つの方法があります
その方法は以下の通り↓
①仕掛けを自作する
②メルカリで買う
この2つになります
①仕掛けを自作する
1つは自分で仕掛けのパーツを単体で購入して自作することです
作り方を解説すると長くなるので今回は割愛します
需要がありそうなら別記事で紹介しようと思いますので、今回は自作に必要なパーツのみ紹介しようと思います
硬質ステンレス線(50cm寸法) ハンドメイド用 ステンレス材 釣りアイテム
ゴーセン(Gosen) キングポイント ハリス用ワイヤー 10m こげ茶 #39×7
YO-ZURI(ヨーヅリ) 雑品・小物: [HP]ダブルスリーブ SS
デコイ(DECOY) キロフック(Kg HOOK) WORM17 #4/0
ルミカ(日本化学発光) A20258 光略カスタムシンカー 30号ピーチグロー
↑パーツはこんな感じです
DUEL(デュエル) ヨーヅリ(YO-ZURI) 雑品・小物: パワーアッププレッサー
ツノダ(Tsunoda) King TTC ワイヤーロープカッター WC-150
がまかつ(Gamakatsu) スプリットリングプライヤー LE119 15cm
↑工具は、これだけあればOKです!
②メルカリで買う

もう一つは、「メルカリで購入する」です
今回の自作仕掛けは自分としては自信作ですが、「使ってみたい!」っていう方がいたとして自作するのも面倒に感じる方は、個数限定でメルカリで販売してるので、ご検討ください
【本気で周りと差を付けたい方限定】自作カットウフグ仕掛け(オモリとケース付き)
↑個数限定でメルカリにて販売しました(2025年8月現在)
・初代の仕掛けは、おかげさまで完売しました

初代の仕掛けはメルカリで販売して、おかげさまで完売しました
ご購入いただきました皆様、本当にありがとうございました!
仕掛け作りの励みになります(感謝)
↓今回の新仕掛けも同様にメルカリで販売します

【本気で周りと差を付けたい方限定】自作カットウフグ仕掛け(オモリとケース付き)
↑個数限定でメルカリにて販売しました(2025年8月現在)
※万が一、売り切れたらすみません
・個人で作成しているので”高い”です

市販の「カットウフグ仕掛け」と比べ、値段は高いと思います(※2個セット、オモリ1つ、ケース付き)
個人で自作(ハンドメイド)しているので、今回の仕掛けは特に材料原価と送料、手間を考えると、これ以上値段を下げると赤字になってしまうため、少しでも購入を検討されている皆様、ご了承いただけると幸いです
※一定期間過ぎても需要が無さそうなら、出品を取りやめようと思います
・高いけど仕掛けとしての完成度には自信があります

でも、その値段に見合うだけの価値は提供できると思ってます!
↑「仕掛け2セット、ルミカ30号オモリ1つ、専用ケース」が付いてます



本気で、こう思っている方は是非ご検討ください!
【本気で周りと差を付けたい方限定】自作カットウフグ仕掛け(オモリとケース付き)
※万が一、売り切れたらすみません
まとめ:またまた完成したけど、挑戦は続く
色々、試行錯誤している「カットウフグ仕掛け」ですが、ココまで来るのに結構苦労しました
前回同様、今回の仕掛けが今のところの完成形ですが、今後もさらに改善点を見つけて「新仕掛け」を作っていくことに変わりはありません
大好きな釣りと仕掛け作りで、この記事を読んでいるみなさんが、より楽しい釣りになるように、これからも頑張っていこうと思います!
それでは、良い釣行を!