こんな人のための記事です
前回までの記事はこちら↓

シーボーグ100Jを購入してから、まず何を釣りに行こうか迷っていました
このリールを使う前から最も力を発揮する釣りは、
・タチウオ釣り
・カットウフグ釣り
この2つだと考えてはいました
特にタチウオ釣りは、ダイワさんの公式Youtubeにもある通り「まさにこの釣りこそシーボーグ100Jがメインになる!」という感じですよね
ですが、実は個人的にどうしても試してみたい釣りがありまして、それは…、
エギタコ釣りです

それも太平洋の渡りタコを想定したパワフルな釣りです
この記事に書いてあることは、ブログ主の経験や実績をもとにした個人的見解であり、シーボーグ100Jの機能や釣果を確実に約束するものではありません。
シーボーグ100Jを、エギタコ釣りに使ってみたい

「シーボーグ100J」の、またの名は、
「AIR MONSTER(エアーモンスター)」
です
噂に違わぬパワーなら3kg以上の渡りタコにも負けないのではないか
理論上は可能ではないか
そして、公式の最大巻き上げ力は18kg(JAFS基準は6kg)、ドラグは7kgです↓

理論上は可能だと思いませんか?
何としても、このエギを小突き続ける疲れる釣りで、「シーボーグ100J」という極軽量の電動リールを使ってみたいんです!
ということで、壊れるのを覚悟で実践してみます
茨城県の鹿嶋にある「幸栄丸」さんにて12月初旬、この時期の大型タコ、いわゆる「渡りタコ」を狙ってみました
シーボーグ100Jを、エギタコ釣りに使ってみた結果

5.1kgを筆頭に大ダコを巻き上げる脅威のパワー!

5.1kg頭に、4kg弱、その他2kg平均で、計6杯、十分すぎるほどのテスト結果だと思います

大型のタコが掛かった後の、一定の力でのパワフルな巻取り
シーボーグ100Jは、見事にその力を発揮してくれました
軽いから、エギを小突き続ける動作が疲れにくい

エギタコ釣りを一度でも経験したことのある方ならわかると思いますが、
タコはエギを小突き続けないと釣れません
ですので、なるべくタックル全体の重量というのは軽い方がいいんです
リールも例外ではありません
1日通して小突き続ける、このエギタコ釣りにおいては最重要項目の一つです
電動の最軽量級リールとして華々しくエントリーしたシーボーグ100Jには、こんな期待が込められていたんです
結果シーボーグ100Jは、その期待に見事に答えてくれました
デメリット:糸巻量に不安がある

ただし、デメリットもあります
デメリットもある以上、これから購入を検討される皆さまには伝えなければいけません
決して安い買い物では無いですからね
これは、最小、最軽量というモデルならではの問題ですが、
太いPEラインの糸巻き量は望めません
ここで言う太い糸とは、エギタコ釣り、それも常磐エリアの冬時期の大型タコを想定した釣りで使う3号以上のPEラインのことで、通常PE2〜3号といった道糸を使用する方がほとんどだと思います
大型のタコが掛かかるから、ということもあると思いますが、どちらかというと、
根掛かりの回収率上げるため
という意味が大きいと思います
では、そのPE2〜3号を想定した糸巻き量に、シーボーグ100Jはどうか(こちら↓)

※ダイワ公式HPより引用
2号なら150m巻けますが、3号はおそらく100m以下でしょう
エギタコ釣りに使う糸巻き量としては、少々不十分に感じる人もいるのでは無いでしょうか
一番のネックは、根掛かりの時の道糸のロスです
根掛かりは、底を釣るエギタコ釣りならではの付き物です
リーダー(ハリス)が切れるのであれば、道糸(PEライン)のロスは極めて小さく済みますが、高切れを繰り返すようだと、やはり不安に感じるんじゃないかと思います
予備リールを持参すればデメリットは解消する
ですが、そういった事を加味しても、やはりブログ主は、
エギタコ釣りのメインリールになる
という結論は変えません
そもそもエギタコ釣りの水深は、関東であれば50m以上になることは無いと思っています
仮にPE3号を100m巻いてあったとして、50m分の高切れをしたとしても、
まだ、あと50m残っています
狙う水深で考えれば、なかなか起こり得ないことではありますが、それよりも気にしなければいけないのは、
普段からのラインのチェックです
当たり前の話ですが、
・ラインのチェックは常に行う!
・仕掛け(エギ付きのスナップ)の結びは丁寧に念入りに!
そして万が一を考え、
・手巻きリールでもいいので、予備を持参する
糸巻き量を気にするより、こういったことに注力する方が、よほど良いと思います
ですのでブログ主の個人的な結論としては、
「2号なら150m巻けるので十分!
3号は100m程度なので、不安であれば予備リール持参!」
タコ釣りにシーボーグ100Jを使うなら頭に入れておいてほしいと思います
結論:糸巻き量を考慮すればシーボーグ100Jはエギタコ釣りに使えます!

太平洋の渡りタコ相手に見事なパフォーマンスを見せてくれたシーボーグ100J
軽さや小ささだけじゃないパワフルさも兼ね備えた「新たなステージの電動リール」ということを、正に証明できたと思います
もちろん今回釣った5.1kgよりも、さらに大きなタコの場合はわかりませんが、もし電動で巻けない場合の大タコが掛かった場合は最悪、手巻きにも移行できるわけです
それよりも1日を通して小突き続ける疲れる動作を少しでも軽く手返し良く行えるなら、エギタコ釣りに使うことは全然ありですし、これだけパワフルなら、
南房総から常磐エリアまでのエギタコ釣りにも断然オススメできます
ただし、糸巻き量に不安は有るので、PE2号なら150m、3号なら100m以下しか巻けない、ということも考慮して使用しましょう
シーボーグ100Jの無限の可能性

当然ですが、このリールの可能性はエギタコ釣りだけでは済まないはずです
既にメーカーさん(ダイワ)からも最適正な釣りではないかと証明されているタチウオ釣りを始め、
- カットウフグ
- ライトヒラメ
- 電動タイラバ
などなど、今後も試してみたい釣りが数多くあります
そんな電動リールでの釣りを、より楽しむためのメインアイテムとしてシーボーグ100Jは活躍してくれそうです
決して安い買い物にはならない「電動リール」を、購入後の釣りで後悔なく満足して使っていただけるよう、なるべくリアルな使用感を今後も伝えていきたいです
ぜひこのブログを参考にしてもらえればなぁ、と強く思います
皆様、良い釣りを!
