こんな方のための記事です。
この記事では、ヒラメ釣り歴22年(2024年時点)のブログ主が、船からのヒラメ釣りの常識と言われる基本仕掛けを頭に入れながら、新たな仕掛けを考案、作成し、更なる釣果を目指して試行錯誤する様を書いていきます。
ブログ主は数年前から、
こんなことを考えていました。
船からヒラメを釣る場合の基本の仕掛けと言えば、
こういう、いわゆる胴突き仕掛けに、
こうやって親針と孫針(トリプルフック)を活きているイワシやアジ、サバを掛ける
これが、どの地域でも標準とされる仕掛けの代表ではないのかと思います
↑市販の仕掛けだと、こんなのです
かれこれ20年以上、関東をメインフィールドに船からのヒラメ釣りを覚えた時から、自分の中でも世間一般的にも(特に関東でしょうか)、もう何年もこの基本の仕掛けは変わりませんね
ザ・基本
と言った仕掛けです。
ですが時代も変わり、釣り道具も当然進化しています。
竿やリールは軽量化し、糸はより細く強くなって、針も小さく強靭なものになっています。
この何十年のヒラメ釣りの歴史で代表的な変貌と言えば、「ライトタックル」でしょうか。※細かい説明は省きますが、大幅に軽量化されたタックルでのヒラメ釣りの事です。
しかしながら仕掛けは、いまだに大きく代わり映えしていない、親針、孫針の胴突き仕掛けです。
もちろん基本仕掛けを否定するつもりは無いのですが、ヒラメの生態や水中映像なんかも撮影、公開されている中、
「仕掛けも進化していいのではないか」
こんなことを考えていました。
なので、ブログ主の20年以上の経験から積み重ねてきた、ヒラメ釣りの疑問や興味、期待を胸に、
と、こういう訳です。
ヒラメと会話したり思考や行動を読み取れた人類は存在しません
ですが、だからこそ魚を相手にする「釣り」は面白く、思考する釣りの面白さを、このブログを見ている読者様に伝え、感じていただければと思います。
あくまで個人的見解のもと、ブログ主の変態的な趣味として、生暖かくお付き合いいただけると幸いです。
あとは、
こんな事を思っているけど、「自分で試す勇気は無いなー」っていう方にも、お役に立てれば幸いです。
この記事に書いてあることは、ブログ主の経験や実績をもとにした個人的見解であり、釣果を約束するものではありません。参考程度にご覧ください。
ヒラメの捕食を考えてみる
ヒラメはエサを食べるのが下手?
ブログ主がヒラメ釣りを始めた20年以上前、この釣りを教えてくれた先輩たちは、こう言いました。
当時は何の疑いもなく、「へぇ~、そうなんだ」くらいに思っていました
ヒラメは「フィッシュイーター」と言って、生きている魚を捕食します
そのため生きているイワシやアジを釣り針に掛けて、その捕食方法を利用してヒラメを釣る訳です
ですが今は、
と思っています
針や糸は、魚にとって邪魔でしかない
糸や針を無くすのは不可能だから…
糸や針が魚から見えていると仮定したとして、なぜ魚は、それに食いついてくるのでしょうか
「それでもエサを食べたいから」
これに尽きると思います
ですがもちろん、
こんなことは考えていないと思います
しかし、そんな理性が無いと考えられている魚であっても、
人工物の釣り針や糸が付いているエサ or 付いていないエサ
やっぱり針や糸が付いていないエサの方が自然である、と考えますよね
でも、針や糸が付いていないエサは「釣り」として成立しません
なので魚に釣り仕掛けを食わすという点においては、
- なるべく糸は細く
- なるべく針は小さく(2本以上の針は少なく)
これが、釣りの食わせの大前提だと思います
ここで注意してほしいのが、釣り仕掛けと言うのは、魚を掛けた時の強さ、根掛かり対策など、釣り全体を考えて適切なバランスが求められます。何でもかんでも「糸は細く針は小さく」が、釣り仕掛けとして良い、というわけじゃないっていう事は肝に銘じておいてください。
孫針
孫針を外してみる
先ほども書きましたが、ブログ主がヒラメ釣りを覚え始めたころ、教えてくれた年配の先輩たちが、
と言っていました。
20年以上たった今、改めて考えてみると…
「ヒラメがエサを食べるのが下手?」
「砂浜や堤防でルアーを速巻きしても、ヒラメが食いついてくるけど…」
ヒラメの口ってこんなに広がるんですよ!
イワシ位のエサだったら、一気に吸い込んでもおかしくないと普通は考えますよね。
速く移動するルアーにも食いついて、しっかり針掛かりするのも納得です。
でも、もし、針や糸に違和感を感じて、すぐに食い込まないのだと仮定すると、真っ先に排除したいのは、
「孫針」です
これ、ヒラメがエサを食べるのが下手じゃないっていう仮説が本当だとしたら、真っ先に外したい邪魔者ですよね
まずは、これを外した仕掛けで釣りをしてみようと思います!
船からの生き餌を使ったヒラメ釣りの場合、アタリがあっても、すぐに針掛かりすることは少なく、十分に食い込むまで待つのがセオリーです。この点についても考える余地がありそうですが、今回はその点は追求せず一旦保留としておきます。
新仕掛け①:親針(シングルフック)のみの仕掛け
結論:あまり釣果に変化なし。むしろ…
実践した結果、
アタリの数は、「ほんの少し多いかなぁ~」くらい。
ですが、アタリの数に反比例するように魚が針に掛からない
あくまで、個人的な感想の延長線上の仮説に過ぎませんが、
孫針が無くなった分、ヒラメがエサに食いつきやすくなった
孫針が無い分、ヒラメにとって針の無い食いついていい面積が広がったためか?
しかしヒラメが、エサの針の無い部分に食いついた際、エサに掛かっている親針が外れやすくなり、エサだけ持っていかれてしまうのではないか
こういう仮説に至りました
実際にこの仕掛けで釣行した際に、この仮説を裏付けるかのように、隣の方が使用している、
”基本仕掛けの方が、アタリは少ないが掛けた魚(釣った魚)が多い”
こう感じました。
中々、仕掛けの新発明は難しいですね。
ですが、そうであるならば、またある仮説が僕の中で浮上します。
それは、また次回の記事で書きたいと思います。
”常識を破る新仕掛け”シリーズ、まだまだ続きます