こんな方のための記事です
船釣りの回数を重ねてきて、狙いの魚の釣り方もそれなりに覚えて釣果も付いてくるようになると、その後に誰もが考えることが、
「道具のレベルアップ」
自分自身の釣りレベルが上ってきたところで、「今よりも良い竿やリールに変えれば、もっと魚が釣れるようになるはずだ」って思いますよね
そこで今回は、以前より船釣りが上達した皆さまへ向けて、
『次にランクアップさせる道具は何なのか?』
18歳から船釣りを始めて、一応20年以上の船釣り歴があるブログ主が、こういった疑問について、解説していきたいと思います
この記事を読めば、
- 今の自分が、次にランクアップさせる道具
- 釣り道具の大まかな役割
- より良い道具での今後の釣り
こんな事がわかると思います
基本的なことから、応用できることについても解説していきたいと思いますので、ぜひ最後まで読んでもらえればと思います
では早速、結論から、
結論:魚に近い仕掛けから考える!※竿とリールはその後
順番に解説していきます!
この記事で解説することは、ブログ主という個人の経験に基づいたものです。決して釣果を約束するものではありませんので、参考程度にしていただければ幸いです。
釣り道具の役割りを見直す
何の道具をレベルアップすればいいかの判断するためには、まず釣り道具の役割について理解する必要があります
今さらな感じはありますが、今一度、各道具の役割を簡単にでも見直しておきましょう
ここを見直ししておくと、レベルアップする道具の判断がつきやすくなるはずです
竿(ロッド)
竿は釣りをしやすくするための道具です
竿の無い釣りというのも、あるにはありますが、関東近郊の船釣りにおいては大体、この竿を使用します
主な役割は、
- 「アタリ」を明確に感じるため
- 長い仕掛けを扱いやすくするため
- 魚の引きを弾力を使って吸収するため
こんなところでしょうか
もはや船釣りには当たり前の道具でしょう
リール
リールも釣りをしやすくするための道具です
主な役割は、
- 長い糸(ライン)を放出したり巻き取ったりするため
- 魚の引きに対し、一定の力が加わると糸を放出する(ドラグ)
- カウンター付きの場合、水深を把握するため
こんなところでしょうか
こちらも竿と同様、船釣りには当たり前の道具ですね
仕掛け
最後に仕掛けです
先に言います
仕掛けが一番大事です
今まで多くの初心者と釣りをしてきた経験から、まず大部分の方が、おろそかにしがちなのが仕掛けです
よく考えてみてほしいのですが、
直接魚に接するのは竿でもリールでもなく、まず仕掛けです
その中でも、「ハリ」、その次に「糸(ライン)」
と言ったように、もっと魚が釣れるように自分自身の釣りレベルをアップさせたいのであれば、まずは魚に近いところ(道具)から見直してみてほしいです
仕掛けの役割りも見直してみる
ハリ
ハリに求められるのは、
- 狙いの魚に対しての十分な強度か
- 魚の口にかかりやすく、食い込みやすい設計のものか
- エサは付けやすいか
こんなところです
魚に直接触れる唯一の道具です
ここをおろそかにすると、
こんなことになりかねません
糸
次は糸です
文字通り、魚と釣人をつなぐ大事な「糸」です
- 狙いの魚に対して十分な強度があるか
- 視認性や操作性が十分か
- 釣り方に合った素材のものか
こんな役割があります
なるべくこういったことは減らしたいですよね
オモリ
オモリは、仕掛けを魚のいる層(タナ)まで運んでくれる大事なアイテムです
- 水深や魚のいる層(タナ)に対して、重すぎず軽すぎないか
- 周りの人達と重さが合っているか
こういったことに気を付けないと、
こんなことが頻繁に起こります
エサ(エサ付け)
エサ自体も大事ですが意外と気を付けているようで、おろそかになりがちなのが、この、
エサ付けです
例えばですが、
ヒラメ釣りの場合
- イワシ(アジ)の口にまっすぐ刺さっているか
- 孫バリの刺さっている向きは親バリと同じか
フグのカットウ釣りの場合
- アオヤギが外れにくく刺さっているか
タチウオの天秤釣りの場合
- コハダやサバの切り身がまっすぐ刺さっているか
こういったことに気を付けないと、
こうなってしまう可能性があります
エサ付けは、今一度見直しましょう
使っている自作仕掛けが不安になったら、一度”市販仕掛け”で釣ってみる
仕掛けについての説明をしてきましたが、おそらくここまで見ていただいた方のほとんどは、仕掛けを自作しているのでは無いでしょうか
そして、恐らくそんな方たちが一度は経験するのが、
自分の仕掛けへの不安
魚釣りにおける仕掛けに正解はありません
正解が無いからこそ、釣れない時には不安を感じます
特に自作仕掛けの場合は、です
こんなときは、ぜひ市販の仕掛けを使ってみることをオススメします
この記事を読んでもらえれば少なからず理由がわかるはずです
仕掛けを自作するというのは、釣りの醍醐味の一つでもあります
自分の釣り方や考えを、思い思い仕掛け作りに乗せ、自分だけの仕掛けを作ることが可能ですからね
釣れないからと言って諦めず、時には市販仕掛けを使ってみて原点に立ち返りながら、自分だけの自作仕掛けを作り上げていきましょう
道具全体をバランスよく考えて足りないものを補う
釣りというのは、「こうすれば絶対に釣れる!」というのは残念ながらありません
意思疎通や会話が成立しない「魚」という生き物を相手にしているので当然といえば当然なのですが、
それでもより多く釣果を手にするために、よりレベルの高い釣りを考える
その一つが、道具選びです
「道具を変えれば釣れるようになることがある」、これは過去の長い釣りの歴史からも間違いの無い事実です
- 釣り道具を制作している釣具メーカーも試行錯誤し、年々、良い道具が発売
- その釣り道具を使う各メーカーのフィールドテスター達も、日々、釣り方を考え、試行錯誤を繰り返し、新しい釣法を考案
放っておいても、釣れる可能性の高い道具や釣り方は、続々と出現します
ですが、その道具や方法を使って実践するのは、我々釣人です
実践する側の我々もレベルアップする必要があります
楽しい釣りをより楽しむためにも、道具をレベルアップさせることは非常に良いことです
もちろん竿やリールを高級なものに変えることも重要でしょう
ですが、どうすれば「もっと釣れるようになるだろうか」と考えた時、竿やリールだけでなく釣り道具全体を見て、
こういった考えの方が、より合理的な感じがして、しっくりくるのではないでしょうか
魚に近い仕掛けだけが、ってことではありません
重要なのは、魚を釣るための道具は竿やリールだけじゃなく全部っていうことです
仕掛け一つとっても紹介したものだけでなく他にも、
- サルカンやスナップなどの接続金具
- クッションゴム
- 天秤
- 夜光ビーズ
- ビシ、カゴ
などなど、あらゆる道具が存在します
ぜひ、それら全体の道具も考えて、足りないものを一つずつレベルアップさせて、自分自身の釣りをより良いものにしていったもらえたらな、と思います
試行錯誤を繰り返して、道具をレベルアップさせたあとに釣れた魚ほど、価値のあるものはありません
釣りに正解は無いけど、正解に限りなく近い答えをもらったようなものです
その体験こそ、釣りを楽しむっていう本質に限りなく近い事なんじゃないかと、個人的には強く思います
一人でも多くの方にその感動を味わってもらいたいです
そのためにも、日々、自分の釣り道具全体を見直して、レベルアップさせてほしいです
では皆様、道具を進化させ、良い釣りを!